HOME > 石川雲蝶の世界

幕末から明治にかけて活躍した名匠「石川雲蝶」。
巧みな鑿さばきが生み出した迫力ある彫刻は、観る者を圧倒する。
いまだ多くの謎に包まれている雲蝶が新潟に残した作品に出合った瞬間、
あなたもその魅力の虜になるだろう。

花びら一枚一枚まで丁寧に仕上げた牡丹の中の、母獅子へ駆け寄る子獅子の姿が微笑ましい(龍谷寺)

雲蝶は30代の頃に江戸から越後へ移り住み、
その後30余年に亘って越後の各地で作品を制作した。
南魚沼市の寺社にも、その見事な技を堪能できる
作品群が残されている。

八海山の麓に佇む曹洞宗龍谷寺。その本堂にある透かし彫りの欄間には、躍動感あふれる獏や麒麟、そして雲蝶が好んだ題材といわれる唐獅子と牡丹が彫られている。
本堂内部には、唐の時代の僧、得誠和尚が弟子にと見込んだ人物をわざと船から突き落とし、禅問答する様子が描かれた欄間もある。また、その裏に浮彫りされた、簡素で上品な作風の葡萄と朝顔の図も印象的な作品だ。
[問] 龍谷寺
[電] 025-779-2020
[所] 南魚沼市大崎3455
[時] 9時〜16時
[休] 寺の行事の時以外は公開
[料] 拝観料200円
※予約を頂いた方については、住職が可能な範囲で対応します。

波のうねりや人物の表情が見事な「得誠和尚の行履(あんり)」(龍谷寺)

浮彫りがみごとな葡萄と朝顔の欄間(龍谷寺)

南魚沼市塩沢にある浄土宗長恩寺には、昔の中国人と思しき人物が昇り竜に乗っている様子と、同じく中国人が馬に乗っている様子の雲蝶彫刻が保存されている。もとは、『北越雪譜』で知られる鈴木牧之の実家が営んだ「薄荷屋」の立て看板の飾りとして制作されたもので、後年同寺の牌堂改修の際に寄進され、堂内の装飾に使われたという。
[問] 長恩寺
[電] 025-782-1513
[所] 南魚沼市塩沢371
[時] 9時〜16時
[休] 寺の行事の時以外は公開
[料] 無料
※ 住職不在の時は公開できない場合もあります。

看板装飾として彫られた作品(長恩寺)

穴地の鎮守様である穴地十二大明神で、雲蝶は向拝の部分に龍と二頭の獅子、さらに向拝のうしろの手挟には竹と虎、松と鷹と雀を彫った。
バランスの取れた配置や躍動的な構図はさすがで、見ごたえ充分だ。
[問] 大和観光協会
[電] 025-777-3054
[所] 南魚沼市穴地
[料] 無料

向拝のうしろ手挟に彫られた松と鷹と雀(穴地十二大明神)
※寺社は一般に公開されていますがマナーを守って観賞しましょう。
日本初の「世界ジオパーク」
太古からのメッセージを聞きに糸魚川へ出掛けよう!

http://www2.niigata-kankou.or.jp/10win/m

〒950-8570 新潟県新潟市中央区新光町4番地1
TEL:025-283-1188/FAX:025-283-4345