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「高齢者が安心して暮らせるまちにしたい」と語る、越後高田・雁木ねっとわーくの木村治代表。

皆さんは雁木にどのようなイメージをお持ちだろうか。建物から長く延びた軒?雨や雪の日に便利なアーケード?上越市・高田で雁木の保存活動を行う越後高田・雁木ねっとわーく代表の木村さんは「通りに沿った家々が私有地を提供しあい、お互いの生活を見守るふれあいの場」と考えている。

総延長16キロにも及ぶ上越市高田の雁木通りは、江戸時代に高田藩家老・小栗美作(おぐりみまさか)が城下町の復興事業を行った際に雁木の整備を命じたのが始まり。雨や雪の日でも傘がいらず、お年寄りも子供も安心して歩ける雁木のまち並みは、高田を象徴する光景だ。昔ながらの商家や民家が「譲り合い・助け合い」の心を持ち寄って現在に至っている。

「高田のまちのシンボルでありながら雁木の下は私有地。そのため、これまで行政の手が入ることがありませんでした。住民が『雁木を後世に残したい』と声を上げ、保存活動が始まりました。市の補助を受けて雁木がよみがえり、町内同士の連携も強まっています」と木村さん。特徴ある昔ながらの町家を生かした活動を行う「町家三昧世話人会」や中心市街地の活性化を進める「本町コンシェルジュ」らと手を結び、魅力あるまちづくりを進めている。

雁木のあるまちには、歴史的建造物も数多い。そぞろ歩けば、高田の持つ奥深い文化と小さな子供からお年寄りまで誰にでも優しい雁木の良さに気付く。雪が降る冬だからこそ、この通りを歩いてみたい。

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問い合わせ:越後高田・雁木ねっとわーく
電話番号 :025-522-1361

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晩秋の風物詩である雁木での大根干し。通りには大根干しがずらりと並んでいた。

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商家や民家だけでなく雁木を備えた寺社も。雁木でつながれた心の温かさを感じる。

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雁木のまちの歩き方

地域によって「町家」のたたずまいはさまざま。上越・高田に残る昔ながらの町家は母屋から通りに雁木が伸び、玄関を入ると通り庭と呼ばれる土間があり、片側に店、茶の間、座敷、奥座敷が縦に並んだ構造をしています。この造りは公開されている旧今井染物屋などで見られ、吹き抜けの明かりとりに暮らしの工夫を感じることができます。

雁木の作り方にも歴史があると語るのは「越後高田・雁木ねっとわーく」の木村治代表。「雁木の通路上部を物置や部屋に活用する『造り込み式』と、母屋に雁木を付け足す「落とし式」雁木があります。『造り込み式』のほうが古く、お殿様が道路を通るのを見下ろしてはいけないということから、当時は開口部がなかったんですよ。雁木の町並みを歩く際は、成り立ちにも注目してくださいね」と、雁木ウオッチングのヒントを教えてくださいました。

雁木のよさを実感できるのは雨や雪の日。傘なしで歩ける便利さや楽しさを感じてみませんか。

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町家の玄関は石畳が多いとか。この奥に土間や茶の間など縦に長い生活空間が続く。
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雁木通りにあったノスタルジックなポスト。レトロな雰囲気がたっぷり。
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取材中立ち寄った「きものの小川」。伝統的な町家の造りをしており、茶の間の天井は明かりとりのための高い吹き抜けがある。

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