雁木のある風景
─ 上越市 高田 ─
通りを歩きながら、 高田のまちの魅力に触れる
皆さんは雁木にどのようなイメージをお持ちだろうか。建物から長く延びた軒?雨や雪の日に便利なアーケード?上越市・高田で雁木の保存活動を行う越後高田・雁木ねっとわーく代表の木村さんは「通りに沿った家々が私有地を提供しあい、お互いの生活を見守るふれあいの場」と考えている。
総延長16キロにも及ぶ上越市高田の雁木通りは、江戸時代に高田藩家老・小栗美作が城下町の復興事業を行った際に雁木の整備を命じたのが始まり。雨や雪の日でも傘がいらず、お年寄りも子供も安心して歩ける雁木のまち並みは、高田を象徴する光景だ。昔ながらの商家や民家が「譲り合い・助け合い」の心を持ち寄って現在に至っている。
「高田のまちのシンボルでありながら雁木の下は私有地。そのため、これまで行政の手が入ることがありませんでした。住民が『雁木を後世に残したい』と声を上げ、保存活動が始まりました。市の補助を受けて雁木がよみがえり、町内同士の連携も強まっています」と木村さん。特徴ある昔ながらの町家を生かした活動を行う「町家三昧世話人会」や中心市街地の活性化を進める「本町コンシェルジュ」らと手を結び、魅力あるまちづくりを進めている。
雁木のあるまちには、歴史的建造物も数多い。そぞろ歩けば、高田の持つ奥深い文化と小さな子供からお年寄りまで誰にでも優しい雁木の良さに気付く。雪が降る冬だからこそ、この通りを歩いてみたい。
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